逆流性食道炎・症状・痛み・病気

逆流性食道炎・症状・痛みと病気

home(痛みと病気）>胸部>食道部>逆流性食道炎　逆流性食道炎・症状/痛みと病気

逆流性食道炎・症状/痛みと病気

中分類/胸部/痛みと病気　　◎ここは中分類エリアです。（濃い目のパープル）逆流性食道炎個別ページはこの 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エリアの下からです。 　　　　　（以下は中分類ジャンプボタンです。） 　　　　　お知りになりたい部位の関連のボタンをクリックして頂きますと、他の中分類ページにジャンプします。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-以下より個別ページ- 逆流性食道炎・症状/痛みと病気 　　　　　逆流性食道炎/食道部/胸部/痛みと病気 胃の手術を受けた人や食道裂孔ヘル ニアの人に多い病気で胃酸・ペプシン ・胆汁酸・トリプシンなどを含んだ胃内 容物が 食道内に 逆流するものです。 逆流により食道粘膜が障害されます。 逆流は健康な人でもあります。 胃内 容物の逆流は 腹圧の上昇や下部食 道括約筋の圧の低下などがあります が、 主要因は一過性下部食道括約 筋弛緩（嚥下に伴なわない下部食道 括約筋の弛緩による逆流） によるも のです。 　　　　　§１　　逆流性食道炎（痛み・病気）の症状/逆流性食道炎/食道部/胸部/痛みと病気 　　　　　　　酷い胸焼け（前胸部のじりじりした感じや不快感）や嚥下障害などの症状が同時に出て背中が痛む様に感 　　　　　　　じます。 また、酸っぱい水が上がってくる感じもあります。逆流の程度が強ければ、食べたものが口腔にま 　　　　　　　で戻ってくる場合もあります。食後や前かがみになると症状が出現したり、悪化したりする事も多い。逆流が 　　　　　　　原因で慢性の咳、喘息発作、嗄声、咽頭部不快感なども来たす事があります。 　　　　　§２　　逆流性食道炎（痛み・病気）とは/逆流性食道炎/食道部/胸部/痛みと病気 　　　　　　　逆流性食道炎は加齢によるものや、あるいは特に高齢の女性に多く確認されます。逆流性食道炎の患者さ 　　　　　　　んには、 ヘリコバクターピロリ菌の感染が少ない事や、胃・十二指腸潰瘍対策でヘリコバクター・ピロリ菌の 　　　　　　　除菌治療後に逆流性食道炎が発生する事も報告されております。これらの原因は不明です。 　　　　　§３　　逆流性食道炎（痛み・病気）の類似疾患/逆流性食道炎/食道部/胸部/痛みと病気 逆流性食道炎と鑑別が必要な疾患は、 食道裂肛ヘルニア（中等度〜高度にな ると逆流を起こしやすく、食道炎も合併 し易い）、 バレット食道（内視鏡的診断 による鑑別、腺癌の合併率が高くなる/ 異形成が生じる事に よるものと考えら れる）・バレット上皮、 食道潰瘍（逆流 性食道炎によりor細菌・真菌・ウィルス 感染・ 化学刺激/内服薬停滞などによ り傷害をおこし潰瘍になる。 潰瘍治癒後に変形変形をきたす事が多い）、胃潰瘍、胃炎、十二指腸潰瘍では逆流・胸焼けを生じ、心 筋梗塞・胸膜炎、 胸部ヘルペス、胸骨・肋骨の関節炎、肋間神経痛、筋肉痛では胸痛をきたします。こ れらの疾患に付いては、鑑別が必要になります。 逆流性食道炎による胸焼けから、放置によりバレット 腺癌を発症する事もあり、注意が必要になります。 　　　　　§４　　逆流性食道炎（痛み・病気）の療法/逆流性食道炎/食道部/胸部/痛みと病気 　　　　　　　日常、心がけなければならない生活様式・生活動作や食生活などがあります。まずは、肥満や便秘を避ける 　　　　　　　ために、食生活を気をつけなければなりませんし、 腹圧を上げないように身体を締め付ける下着や、コルセッ 　　　　　　　ト・ベルトなども避けなければなりません。姿勢も腹部を圧迫するような前かがみ作業、食事直後の圧迫姿勢 　　　　　　　なども避けるように心がけます。夜間の逆流を防ぐために、食事直後の姿勢に気をつけます。横になる、伏せ 　　　　　　　るなど避けます。 食生活や嗜好品では、 下部食道括約筋圧や胃食道運動に影響を与え、逆流を亢進させる 　　　　　　　ようなカフェイン・脂肪・アルコール・タバコなどは控えなければなりません。 その上で、薬物治療や外科療法 　　　　　　　などの療法があげられます。 　　　　　　　薬物療法；第一選択肢としてプロトンポンプインヒビター（PPI)を用い、逆流性食道炎治療をターゲットとした療 　　　　　　　法、 次いでH2受容体拮抗薬（ケースによりH2受容体拮抗薬では再発を繰り返す事があり、その場合、プロト 　　　　　　　ンポンプインヒビターの継続使用を選択せざるを得ない場合もあります。）・ 次いで制酸剤や消化管運動改善 　　　　　　　薬などが使用されます。 　　　　　　　外科療法；プロトンポンプインヒビターで治癒が認められない様なケースや、狭窄や出血を来たしている難治 　　　　　　　性の再発性食道炎や、食道裂肛ヘルニアがあるために、逆流が顕著なケースなどでは手術が適応になりま 　　　　　　　す。 　　　　　　　腹腔鏡下術や逆流防止術・噴門形成術などがあります。 　　　　　　　*　バレット食道/扁平上皮で出来ている食道粘膜のうち、食道下部の粘膜が、胃の噴門部と同じ粘膜の円柱 　　　　　　　上皮と置き換わってしまう状態です。慢性の食道炎から起きるとされており、特に、食道裂孔ヘルニアや逆流 　　　　　　　性食道炎のある高齢者に多く確認されます。 バレット食道は扁平上皮と円柱上皮の境目が極端に狭くなった 　　　　　　　り、潰瘍になります。食道腺癌の発生率が１０％近くある重大な疾患です。 　　　　　　　*　ニトロソアミン/アルコールに含まれるエタノールとタバコのニコチンは、ニトロソアミンの生成を促がします。 　　　　　　　このニトロソアミンは亜硝酸塩とアミンが結合したものです。 　home(痛みと病気）>胸部>食道部>逆流性食道炎

(C)allright reserved　-痛みと病気-